金銭教育 [教育]
テレビで、子供に金銭感覚を身に付けるためのセミナーがあることを知りました。
ファイナンシャルプランナーを経験された女性が、集まった子供たちに紙のお金で、欲しい物を書いたカードを使って買い物を体験し、買った物の品名と値段を全てリストアップしていく、というものでした。
インタビューを受けた子供たちは、お金について真面目に考えるようになった、ように言っていました。
ですが。このようなセミナーに行かせるには「受講料」が必要です。
このセミナーへ行った子供たちは、親御さんと一緒に近所のスーパーへ買い物に行ったことが無いのでしょうか。
スーパーで親御さんの買い物の仕方を見ていれば、何となく何が必要で、何が今すぐには必要ないのかだんだん分かってくるのではないでしょうか?
例えば、野菜を買いに行ったら四季折々の旬の野菜も分かってくると思うのです。
子供たちは、大人が思っているよりはるかに注意深いのです。
そうやって、一緒に買い物する中で、自分が欲しくても買ってもらえない物が必ず出てくるはずです。
じゃあ、どうすればいいのか。
欲しいけど買ってもらえない。
欲しい物を買うためには、働かなければならない。
そうなると、「自分は何をして働くか。」
じゃあ、「自分は何の仕事をしたいのか。」
という考えに発展していかないのだろうか、と思いました。
ある日、スーパーに買い物に行った時のことです。
お母さんと幼い女の子がお買い物に来ていました。
お母さんが、女の子の買いたい物を見て、
「これは今、要らないから買えへんよ。もう、今日はお金は使われへんよ。」ときっぱりとおっしゃっていました。
女の子は素直に納得して、商品を返しに行っていました。
子供の金銭感覚は、親御さん次第だと思うのです。