高校受験 [恋愛]
私が中学3年生の今頃は、高校受験のために勉強していました。息が詰まるような毎日。でも、高校へは是非行きたかったので、頑張って勉強していました。
時代は変わっても、今の学生さんも同じように大変な時期なのだろうな、と思います。希望の高校へ行きたい、と思っていても不安や焦る気持ちが入り混じって緊張の続く毎日なのでしょう。そんな時は何が励みになるのかな、と思いました。同時にこんな話を思いつきました。
主人公は女子中学生の頃のあなた、としましょう。○○はあなたの苗字を入れて読んで下さい。
寒い夜。自宅の部屋で机に向かうあなた。問題集とにらめっこ中です。目指しているのは、今の自分のレベルより上の良い高校。なぜなら、片思いの彼がその高校を目指しているからです。でも、彼には自分の思いを伝えていません。良い友達、という今の立場を壊したくないからです。・・・そんな思いはあるけれど、あまりに難しい問題集を前にだんだん辛くなってきました。シャープペンシルを投げ出して深いため息。やっぱりダメかな・・・と諦めかけていました。
そこへ携帯にメールが入りました。彼からでした。あなたはびっくり。急いでチェックしました。
~彼からのメール~
『こんばんは。勉強はかどってる?俺は全然。なんかもうこれ以上、頭に入らないってかんじ。
ところで、頼みがあるんだけど。こないだ塾の帰りに、○○がたい焼き屋の前で友達に携帯で写真撮ってもらってただろ?なんかすごく嬉しそうな顔してたよな。あの写真、良かったら写メ送ってくれないか?あの顔思い出したら、なんかおかしくて元気もらえそうな気がして。でも嫌だったらいいよ。お互い、頑張ろうな。』