ニュー・シネマパラダイス [映画]
レンタルして借りて観た映画です。最近、あるDVDオンラインショッピングで安くで出ていました。20年近く前からずっと愛されてきている映画です。
最近の映画は、技術的に素晴らしかったり、話の展開が早く緊張感が続くお話がたくさんあるように思います。でも、この映画はそうではありません。
シチリアの小さな村にトトという映画の心底好きな少年がいました。映画は小さな村での唯一の娯楽でした。その映画は、司祭の検閲があり皆が1番観たいシーンが全てカットされているのです。
少年は映画館の映写室にいる映写技師と最初は犬猿の仲だったのが、徐々に仲良くなって行き、ある出来事がきっかけでお互いが無くてはならない存在になっていきます。ですが少年は成長し村を出ることになります。
そのまま30年。映写技師の訃報を受けて成長したトトは帰ってきます。そこで、映写技師の形見にもらったシーン・・・昔司祭が検閲でカットした部分を初めてみることとなるのです。
この最後の場面になると、捨てるように言われていたカットシーンを映写技師がどれだけ大切にしていたか、どれだけ映画を愛していたのかが分かり、その想いが伝わってくるのです。この映画は何度も観ましたが、初めて見たときは最後の場面に圧倒され、2度目に観た時は泣けてきました。
後、この映画は、海や空がとても美しく爽快に撮られています。又、小さな村の中雑然とした賑わいも楽しく写されています。たまに、とてもおかしな個性的なキャラクターのおじさんも出てきて笑わせてくれます。
そして何より、この映画をひきたてているのは音楽です。この映画は本当にほのぼのしていて穏やかな気持ちにさせてくれています。私はipodに持っていますが、iTunes Storeでは本当に多くのアーティストがカバーしています。音楽だけでも・・・という方は「ニュー・シネマパラダイス」で検索してみて下さい。ですが、是非1度ご覧になることをお勧めします。
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